結論から言ってしまうと、 OEM最高! ってお話です。
冬になると寒さが厳しいということでついつい暖房をつけっぱなしにしてしまいますが、そうするとどうしても出てくるのが 乾燥 という問題。
お陰で朝起きると喉が痛くて、ご時世も相まって、ただの乾燥なのかはたまた新型コロナなのかもわからない始末。
と、いうことで加湿器を買おうという話になりました。
いろいろ調べてみるとなにやら加湿の方式やらメーカやらで色々あるようで、正月休みを2日ばかし使って色々候補を絞った結果、ダイニチ というメーカの加湿器を買うことにしたのでした。
決め手として各種メーカの中で特に 静粛性 に優れているらしいという点。
もともと朝起きると喉が痛いのがきっかけなので、寝ている間もつけっぱなしにする以上、静粛性は特に重視したほうが良いと考えました。
では、メーカは絞ったところで、その中から何を買うのか?
巷では 上位モデルのRXシリーズがいいらしい *1
という話。なるほど結局中級機以上を買うとうれしいというのはよくある話です。
ところで、同社の加湿器は ハイブリッド式(※加熱気化式) というらしく、起動直後は速やかに加湿するために(四捨五入して)200W程度のヒータを使って急速に加湿した後、その後はヒータを使わない気化式で駆動するらしいです。
ただ、このヒータを使わない状態では加湿量が落ちるため、この状態での加湿性能がないと結局常時ヒータが点きっぱなしで電気代を食うらしく、置こうとしている部屋のサイズに対してワンランク上のを選ぶのが良いというお話。
(※ヒータを使わない純粋な気化式駆動のときでも、部屋を加湿するための十分な性能が得られるため。)
となると、ここまで要件が固まると買うべきモデルも明らかとなるわけで、私の置こうとしている部屋の大きさが約8畳の部屋なので、求められる性能はひとつ上の 14畳クラスのもの(同メーカの場合)、かつ、その中でRXシリーズとなると、
・HD-RX500A(2021年発売; 2023年1月現在の最新モデル)
・HD-RX520(2020年発売)
あたりになってくるのですが、いずれも2023年1月現在で実売値約17,000円とそこそこのお値段。
できれば10,000円台前半がいいなぁと仕方がないので、 伝家の宝刀「メルカリ」・「ヤフオク」 で中古を漁るわけでした。
そうして、7~8000円くらいの比較的きれいめの中古でほぼ決まったところで、ふと中古を専門に扱っている業者さんらしき方の出品リストを見てみると、なにやらこの数日で見慣れた形の加湿器が…しかしメーカ名が違うぞ…。
ということで、いよいよ主役の登場です。
富士通ゼネラル AHD-D9K-W という加湿器です。
富士通さんのロゴが付いていますが明らかに ダイニチのOEM製品 *2
です。
というか、マニュアルにもろに ダイニチ工業株式会社 と書かれています。
cf. 富士通ゼネラル AHD-D9K-W 取扱説明書 p.21より抜粋
(調べたところ、HD-RX920の同等品のようです。気になる人は画像検索してみてね。ちなみに元々候補に上げていたRX520の更に上のサイズでプレハブ洋室24畳用です。オーバスペックすぎる…。)
ちなみにお値段は本体約+6000円+送料約2000円で 約8000円。
OEM元のRX920が約20,000円くらいのようなので破格のお値段。
なんでもちょっと調べた感じ、エアコン連動のような独自機能を実装した上で、富士通ゼネラルさんのエアコンにセットでついてくる(?)とかで、「加湿器はいらないよ。」って方が中古市場に使わないまま、~約10,000円程度で安価に流しているようでした。
(ちなみに自分が購入したのも未使用の記述はありませんでしたが、未使用品同様購入時の養生テープなどが付いたままだったので、おそらく未使用品だと考えています。)
実のところモノは一緒ですが、どうしてもOEM品のほうが元ブランド品よりも安い値が付けられる傾向があります。
今回はそんな “バグ” を突いて、お安くモノを手に入れたというお話でした。
【おまけ】
商品画像では普通でしたが、届いてみるとなかなかの日焼けっぷり。
どうも発送元はどこかのリサイクルショップとのことで、おそらく商品写真を撮ってから落札までの間に保管状況の問題で日焼けしてしまったんだろうなぁといった感想。
いかんせんネットオークションで落としたため、本体値に +約2000円の送料 が乗って約8000円になっているので、
これならもう+1000円くらい足して、箱入りの未使用品でも良かったなぁと思わないでもないです。
まあ、部屋の片隅においてある分には気にならないので良しとします。
~~~~~~~~~~
[以下注釈]
*1
… 検索しているとちょくちょく見かける 家電批評モノマニア さんのブログ。レビューの仕方が論理的で個人的に好きです。
*2
… cf. OEM - Wikipedia