・2019年式以降が対象です。
・プラグ交換①(YZF-R25 RG43J 2018~) NGK MotoDX (品番LMAR8ADX-9S) - minkara.carview.co.jp を参考にしています。
(2019年式以降は情報が少ない&外装全外しの手順が多い中で、こちらの記事は比較的手間が少なかったので個人的な補足記事になります。参考元の50WAYさんに感謝!)
・筆者はただの素人です。手順もサービスマニュアルに準拠しているか分かりません。プラグ交換は比較的簡単な割に失敗すると修理にお金がかかる(らしい)ので心配な人はやめましょう。(例えばプラグホールのネジ溝を潰すなど。)
・新しいプラグ(2本)
・六角レンチ(色々な大きさのもの)
・ラチェットレンチ
・エクステンションバー(250mmくらい)
・ソケット(少なくともM8とM10)
・プラグソケット(二面幅14mm, マグネット付き)
・リピートタイ(たくさん)
・エアダスター(ないし砂やゴミを飛ばせるもの)
プラグについては個人的にはNGKのMotoDXがオススメです。
理由は単純に標準プラグやイリジウムプラグと比べて高寿命だから(メーカ公称値で8000~1万km)。
外す場所を少なくすれば簡単とはいえ、プラグにアクセスするまでにあれこれ外す手間があるバイクなので、交換頻度はできるだけ抑えられると嬉しいです。
▼適合する品番の検索は公式サイトから可能です。
NGK公式ページ
1: シートとサイドカバー、メータ両脇のカバーを外す。
▼メータ両脇のカバーとは下図にて赤枠で囲ったような形のカバーのこと。
3つのプッシュリベット(オレンジ丸)と1つの六角穴付きボルト(赤丸)で留っていて簡単に外せる。
2: 赤丸で囲った箇所のボルト(ないしナット)を外す。
▼上側のボルト
▼下側のボルト(ないしナット)
3: サイドカウルの上側を外す。
先程外した2つのボルト(ないし1つのボルトと1つのナット)の間にあるピンで留まっているだけなので引き抜く。(大きい赤丸の部分)
たまに勢い余って写真の通り、グロメット(小さい赤丸の部分)ごと取れるため、その際は戻す前にグロメットだけ元の穴に嵌め直しておく。
これでサイドカウル上部がフリーになり、タンクカバーにアクセスできるようになる。
4: タンクカバー(前半分)を外す。
赤枠で囲った前半分を外す。
まず、赤丸のあたりにプッシュリベットが刺さっているのでこれを押して外す。
次に前側の隙間から手を入れるなどして外す。
(残りの固定箇所はオレンジ網掛けのあたりにツメがついていてそれで嵌っているだけ。)
5: タンクカバー(後半分)を外す。
▼固定箇所は中央部分のグロメットにピンが刺さっているだけ。
6: タンクを外す。
まず、予め赤丸で囲ったようにタンクの上下に結束バンドをくくりつけどこか適当な場所と結んでおき、タンクを固定しているボルトを外したあとに落ちないように固定しておく。
リピートタイ(何度も締めたり緩めたりできる結束バンドのこと)を使うと、予めゆるく留めておいて、タンクを外して動かしたあときつくして固定するなどできるので便利。
つづいてタンクを固定しているボルトが上下2本ずつあるのでこれを外す。
▼ボルト形状はそれぞれ以下の通り。
7: タンクをずらして、プラグを外す前の準備をする。
タンクの固定を外せたら後方にずらし、エンジン上部が見える状態にする。
写真のように砂やゴミで汚れている場合はエアダスター等を使って掃除する。
(ゴミがあるままプラグを外すとゴミがエンジン内に落ちてしまうため。)
8: プラグコードを引き抜き、プラグソケット・エクステンションバー・ラチェットレンチの3点を使ってプラグを外す。
9: 外したら新しいプラグをまずラチェットレンチを使わず手だけで締まるところまで締める。
この際、プラグの先をぶつけないように慎重に行う。
また、少しでも締まりにくいと思ったら一度プラグを外し、手で抵抗なく回せる角度で入れ直す。
10: 手で締まらなくなったらラチェットレンチをつなぎ、指定の角度だけ締める。
締め付け回転角は例えばNGK製プラグの場合、外箱に「1/◯回転」などと書いてある。
cf. プラグの正しい取り付け方 - ngk-sparkplugs.jp
11: タンクをもとに戻して固定し、一旦この段階でエンジンを掛けて、問題なくかかるか確認する。
12: 問題ないようであれば、その他カウル等ももとに戻す。
-手順終了-
カウルを丸々全部外すとかなり面倒ですが、この方法であれば少し外すだけで済むためかなり楽です。
改めて参考元の50WAYさんに感謝!
メーカ公称の寿命が最大1万kmに対して、交換するのが面倒で1.6万kmほど使ったMotoDX。
交換後、エンジンを掛けるときのセルを回している時間が
・交換前: キュルキュルキュルキュル(ブロローン
・交換後: キュル(ブロローン
くらいに短くなったので、やはりちゃんと交換しないといけないなあと思った次第です。
また、タンクカバーを外した際にタンク下にあるエアクリーナーボックスにもアクセスできるようになります。
そのため、ついでということで、最低でも私のもとに来てから2.1万km、下手すれば新車以来2.6万キロ無交換のエアクリーナーを一緒に交換しました。
(一つ前のオーナがこのバイクを新車で買われた方で、私はそれをワンオーナ車として約5000kmのときに購入。)
▼左: 新品 / 右: ついていたもの
▼左: ついていたもの / 右: 新品
変な黒い汚れで汚れていました。
こちらもメーカは2万kmに一度交換としているようなので、プラグ2回につきエアクリ1回のペースで一緒に交換するのが良いかもしれません。
cf. 定期交換部品 - yamaha-motor.co.jp
以上、プラグ交換記事でした。ではまた~。